コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

硫酸化油 りゅうさんかゆ turkey red oil; sulfonated oil

3件 の用語解説(硫酸化油の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫酸化油
りゅうさんかゆ
turkey red oil; sulfonated oil

ロート油ともいう。ひまし油オリーブ油綿実油,魚油や大豆油などに濃硫酸を 35℃以下で作用させ,未反応の硫酸を洗い去ったのちアルカリで中和したもの。黄色ないし褐色の粘稠な液体。水に対する溶解度,表面活性,耐硬水性,浸透力,乳化力などがすぐれているうえに安価なので,農薬,繊維工業染色工業皮革工業金属工業などで多く使われる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

りゅうさんか‐ゆ〔リウサンクワ‐〕【硫酸化油】

ひまし油などの脂肪油を濃硫酸と反応させ、水酸化ナトリウムアンモニアなどのアルカリ性水溶液で中和したもの。19世紀半ば、オスマン帝国時代の赤色の天然染料トルコ赤の染色の助剤として利用されたため、トルコ赤油、ロート油ともいう。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫酸化油
りゅうさんかゆ
sulfonated oil

19世紀の中ごろに、赤色の天然染料であったトルコ赤(アリザリン)によるまだら染めを防ぎ、均一な染色を得るために用いられた薬剤。そのため別名をトルコ赤油あるいはロート油とよばれている。初めはオリーブ油を硫酸で処理したものが用いられたが、1875年ごろひまし油の硫酸化油が現れてから主流はそれにかわった。1928年以降に新しいいくつかの合成界面活性剤が登場するまでは、せっけんを除いての唯一の界面活性剤として長い間繊維工業で用いられてきた。現在でも酸性染料染色助剤として用いられており、このほか農薬の乳化剤、分散剤、あるいは植物を用いた皮革のなめし助剤に用いられている。[早野茂夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の硫酸化油の言及

【ロート油】より

…脂肪油とくにヒマシ油などを硫酸処理して得る界面活性剤の一種。硫酸化油sulfonated oilともいう。ロート油の製造は,ヒマシ油,オリーブ油,綿実油,ナタネ油,ぬか油またはオレイン酸などを原料とし,通常35℃以下で濃硫酸を反応させる。…

※「硫酸化油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

硫酸化油の関連キーワードオリーブ油ひまし油ロート油蓖麻子油オイルサージンカラシ油水添ひまし油ヒマワリ油ヤシ油国際オリーブ油協定

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone