百科事典マイペディア 「穢れ」の意味・わかりやすい解説 穢れ【けがれ】 日本の禁忌についての観念の一つ。不浄の忌(いみ)。出産・葬送に関するものが主で,失火,婦人の月事,家畜の死,病気などが含まれ,宮廷では朝参が禁じられ,狩猟者・炭焼などは山に入ることを忌む。祭事に携わることも禁じられ,払うには禊(みそぎ)が必要。→祓/大祓→関連項目国津罪|上巳|ハレ(民俗) 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「穢れ」の意味・わかりやすい解説 穢れけがれ 不浄,汚穢 (おわい) ともいう。出産,死,月経,あるいは動物食をはじめとする異常食事などによって,当事者およびその関係者に付与される異常状況をいう。穢れた者が神社などに接近することや祭祀に参加することを拒否したり,また産屋,喪屋,月経小屋などに隔離し,別火の食事を強制するなど,穢れていない者との社会的断絶をはかることが広く行われている。穢れた者も一定期間が経過すれば,穢れが晴れて正常な状況に復帰する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by