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窮乏化説 きゅうぼうかせつ

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百科事典マイペディアの解説

窮乏化説【きゅうぼうかせつ】

資本の蓄積とともに新しい機械や技術が採用されて人手が不要になり,失業増大の結果労働者の生活は絶対的にも相対的にも悪化するというマルクスらの学説。実質賃金の低下,労働時間の延長,労働強度の増進,住宅難など,特に生活不安定は絶対的窮乏化であり,利潤に比べての賃金分の減少は相対的窮乏化である。

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世界大百科事典 第2版の解説

きゅうぼうかせつ【窮乏化説 theory of increasing poverty】

資本主義経済の発展にともない不可避的に労働者階級の窮乏化がすすむという学説。K.マルクスの用語ではないが,内容的には彼の学説の一面をなし,労働者階級の団結により資本主義を廃止して社会主義を実現しようとする運動の重要な論拠を示すものとみなされてきた。
マルクス窮乏化説
 彼はたとえばエンゲルスとの共著《共産党宣言》でもすでにほぼつぎのように述べていた。すなわち,封建社会の没落から生まれた近代ブルジョア社会は,さまざまな下層の中産階級プロレタリアに転落せしめ,ブルジョアジープロレタリアートとの二大階級に全社会の階級対立をますます単純化していく。

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世界大百科事典内の窮乏化説の言及

【資本論】より

…要するに社会の生産力が発達し,資本主義が進むほど,食えない労働者層が多くなるというわけである。これが問題のいわゆる労働者窮乏化説であり,社会主義革命の必然的な物質的基礎と考えられたものである。 この窮乏化の過程が進行するうちに,資本の集中と独占によって巨大化した生産機構そのもののなかで社会化され,また鍛えられ組織された労働者階級の反逆が高まり,やがて資本主義が粉砕されて〈資本家的所有の終りを告げる鐘が鳴る。…

※「窮乏化説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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