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竜涎香 りゅうぜんこうambergris

翻訳|ambergris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

竜涎香
りゅうぜんこう
ambergris

マッコウクジラ腸内に生成されるろう状物質で動物性香料の1つ。餌であるイカの嘴 (くちばし) からつくられた病的生産物ではないかとされている。重さ 50~5000gの不透明,灰白色の塊となって海上に浮遊する。アラキジン酸,エピコレスリンなどを含むが,芳香物質が1%ぐらい含まれる塊状固形物であり,アルコールなどによる溶剤抽出法で油状主成分を利用する。そのままでは芳は少く,他の香料との配合により初めて芳香を放つ。

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百科事典マイペディアの解説

竜涎香【りゅうぜんこう】

アンバーグリスとも。マッコウクジラの腸内に生ずる灰色ないし褐色の蝋状塊で,捕食したイカの口器などが含まれるため,これらに原因する一種の病的結石に近いものとされている。
→関連項目香料マッコウクジラ

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世界大百科事典 第2版の解説

りゅうぜんこう【竜涎香】

代表的動物性香料の一つ。アンバーグリスambergrisともいう。マッコウクジラの腸内の病的結石様の分泌物で,アフリカ,インド,スマトラニュージーランドブラジル,日本などの海上に浮遊し,または海岸に打ち上げられたものを採取したところから,この名称がある。長期間海上に浮遊し,夾雑物の少ないものは,コハクに似た帯黄灰色goldenで高級品とされ,そのほか灰色gray,クジラの腸内から採取乾燥した黒色blackの等級がある。

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大辞林 第三版の解説

りゅうえんこう【竜涎香】

りゅうぜんこう【竜涎香】

動物性香料の一。マッコウクジラの腸内からとれる松脂まつやにに似た物質。アンバーグリス。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

竜涎香
りゅうぜんこう

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世界大百科事典内の竜涎香の言及

【マッコウクジラ(抹香鯨)】より

…脂皮は採油原料と食用に,肉は食用に,歯は工芸用に,千筋はテニスのラケット用として利用された。竜涎香(りゆうぜんこう)は本種の大腸からまれに出る病的生成物で香料原料となる。クジラ【粕谷 俊雄】。…

※「竜涎香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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