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笠懸野 かさかけの

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

笠懸野
かさかけの

群馬県東部,渡良瀬川の旧流路が形成した大間々扇状地面で,みどり市南部と太田市北西部を占める地域。寛文9 (1669) 年岡登用水の完成で,扇状地の東部と西部が開拓されたが,銅街道が通る中央部一帯は平地林が広く残されていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

笠懸野
かさかけの

群馬県東部、渡良瀬(わたらせ)川の旧流路がつくった大間々(おおまま)扇状地の古称。地名の由来は、中世武士の騎射「笠懸」によるとの伝説があり、1333年(元弘3・正慶2)新田義貞(にったよしさだ)挙兵のとき笠懸野の原野を経て鎌倉に進んだという。標高60~170メートル内外の緩傾斜地で、礫(れき)層が厚く地下水位が低くて水に不便なため、荒蕪(こうぶ)地であった。1669年(寛文9)代官岡上景能(おかのぼりかげよし)が扇頂の蕪町(かぶちょう)(現、桐生(きりゅう)市)から渡良瀬川の水を引いて岡登堰(おかのぼりぜき)をつくってから開発された。第二次世界大戦後、残存していた平地林も畑地化して、いまは野菜の農耕地であるが、宅地も増加している。[村木定雄]

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世界大百科事典内の笠懸野の言及

【藪塚本町[町]】より

…北東は八王子丘陵が連なって桐生市に接し,東武桐生線が通じる。扇状地は笠懸野(かさかけの)と呼ばれ,江戸時代初期に岡登(おかのぼり)用水が開削されて水田となった。中心集落の大原(おおばら)はこのときの新田集落で,足尾鉱山の銅を江戸へ運ぶ銅(あかがね)街道の宿場町でもあった。…

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