笹子峠(読み)ささごとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

笹子峠
ささごとうげ

山梨県東部,大月市甲州市の境にある甲府盆地の東方,秩父山地御坂山地の境界付近にあたる。標高 1096m。甲州街道の最大の難所であったが,北東で笹子トンネルが通じ,交通路としての意義は失われた。

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デジタル大辞泉の解説

ささご‐とうげ〔‐たうげ〕【笹子峠】

山梨県東部、甲州街道の峠。難所として知られた。標高1096メートル。

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百科事典マイペディアの解説

笹子峠【ささごとうげ】

山梨県東部,大月市と甲州市の境にある旧甲州街道の峠。標高1096m。甲府盆地郡内地方を連絡する唯一の峠で,甲州街道の最難所であった。《吾妻鏡》にみえる坂東山は当地付近とされ,中世には関所が置かれていたという。江戸時代には旅人や物資の出入りを取締る口留番所が峠の西麓に設けられている。現在,峠の東に中央本線笹子トンネルと,国道20号と中央自動車道の笹子トンネルが通じている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ささごとうげ【笹子峠】

山梨県中部,御坂(みさか)山地にある峠。標高1096m。かつての甲州街道第一の難所で,東麓には白野,阿弥陀海道黒野田(以上,現大月市笹子町),北麓には鶴瀬(東山梨郡大和村)などの宿場があった。また,山梨県は峠を境に東の郡内地方,西の国中地方(甲府盆地)に分かれている。1903年に中央本線の笹子トンネルが開通し,昭和初めには笹子峠の南約6kmにある御坂峠を経由する道路が整備され,笹子峠は交通の要路からはずれた。

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大辞林 第三版の解説

ささごとうげ【笹子峠】

山梨県東部、関東山地と御坂みさか山地の接点にある峠。海抜1096メートル。旧甲州街道の難険。現在その東方に笹子トンネルがある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔山梨県〕笹子峠(ささごとうげ)


山梨県東部、御坂(みさか)山地と大菩薩嶺(だいぼさつれい)の間の鞍部(あんぶ)を越える峠。西の甲府(こうふ)盆地と東の郡内(ぐんない)地方を分ける。標高約1090m。かつては甲州(こうしゅう)街道の重要な峠道。北東約2kmをJR中央本線・国道20号・中央自動車道がトンネルで抜け、交通路としては廃れた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

笹子峠
ささごとうげ

山梨県甲州(こうしゅう)市と大月市の境、すなわち甲府盆地と郡内(ぐんない)地方を経て江戸とを結んだ甲州街道の峠。標高1096メートル。この峠は地質的にも南の御坂(みさか)山地と北の関東山地との境界に相当する。かつては甲州街道上の難所であったが、明治末期に国鉄(現JR)中央線の笹子トンネルの開通により、その重要性を失った。また、第二次世界大戦後の自動車交通には御坂新道の利用が多かったが、1958年(昭和33)に鉄道トンネルと斜行する自動車専用の新笹子トンネル(2953メートル)が追分(おいわけ)と初鹿野(はじかの)を結び、ふたたび重要路線となった。さらに中央自動車道の開通に伴い旧峠はまったく歴史上の存在となった。JR中央本線大月駅から初狩(はつかり)駅、笹子駅経由で新田(しんでん)までバス、下車後徒歩1時間。[吉村 稔]

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