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御坂峠 みさかとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御坂峠
みさかとうげ

山梨県南東部,笛吹市富士河口湖町との境にある峠。御坂山地御坂山と黒岳鞍部で越える。標高 1520m。甲府盆地東海地方とを結ぶ通路として古代から開け,中世には鎌倉往還が通った。付近の天下茶屋では太宰治が小説『富嶽百景』を執筆。 1926年東方の八丁峠に御坂隧道が開かれ,1967年付近に新御坂トンネルが完成した。

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世界大百科事典 第2版の解説

みさかとうげ【御坂峠】

山梨県南部,御坂山地にある御坂山と黒岳間の峠。標高1525m。中世には甲斐の国中と駿河を結ぶ鎌倉街道(現,国道137号線)の要所として重視された。1967年新御坂トンネル(長さ2778m)が完成,国道はこの峠の下を通っている。富士山の眺望がすぐれ,太宰治が《富岳百景》を執筆した天下茶屋があり,その一節〈富士には,月見草がよく似合ふ〉を刻んだ文学碑が建つ。【横田 忠夫】

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日本の地名がわかる事典の解説

〔山梨県〕御坂峠(みさかとうげ)


山梨県南東部、御坂(みさか)山地の黒(くろ)岳(標高1793m)と御坂山(同1596m)の鞍部(あんぶ)にある峠。標高約1520m。甲府(こうふ)盆地と富士山北東麓(ほくとうろく)の郡内(ぐんない)地方を結んだ要地。現在、東方約250mを新御坂トンネル、さらにその東3kmを国道137号の御坂トンネルが抜ける。南に河口(かわぐち)湖を眼下に富士山の眺望がよい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御坂峠
みさかとうげ

山梨県の御坂山(1596メートル)と黒岳(1793メートル)との鞍部(あんぶ)を通る峠。古くから甲府盆地と富士北麓(ほくろく)を結ぶ峠として利用されてきたが、八町(はっちょう)峠に御坂トンネル(国道137号)が通じ、さらに1967年(昭和42)県営有料道路として御坂山の西に新御坂トンネルが完成し(1994年無料化)、交通の便は倍加した。旧国道は峠路として趣(おもむき)があり、近年は注目され、交通量もやや増加している。[吉村 稔]

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世界大百科事典内の御坂峠の言及

【峠】より

…山の鞍部を横切って山越えの道が通っているところをいう。
[峠という言葉]
 峠という字は日本で作られたもので,道が山嶺を越えて上り下りするところからできた。鞍部をタワと呼ぶところから,そこを越えるのでタワゴエが転じてトウゲとなったという説と,そのような場所には境界()が多く,境の神,塞(さい)の神あるいは道祖神などがまつられるので,その神に安全を祈って手向(たむ)けをするところから,タムケがトウゲになまったという説とがある。…

※「御坂峠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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