日本大百科全書(ニッポニカ) 「精華(町)」の意味・わかりやすい解説
精華(町)
せいか
京都府南部、相楽(そうらく)郡にある町。西は奈良県に接する。1955年(昭和30)町制施行。木津川の西岸に位置し、西部は洪積層の甘南備(かんなび)丘陵が占める。近畿日本鉄道京都線、JR片町(かたまち)(学研都市)線が南北に通じ、南部を国道163号が東西に走る。また京奈和(けいなわ)自動車道の精華下狛(しもこま)、精華学研、山田川の各インターチェンジがある。京都、奈良、大阪への通勤圏にあり、丘陵地を中心に宅地化が進み、奈良県にまたがる平城・相楽ニュータウンも造成され、また関西文化学術研究都市の中核として開発が著しい。木津川沿いの低湿地では米作のほかイチゴのビニルハウス栽培などが行われ、観光農園も盛んである。面積25.68平方キロメートル、人口3万6198(2020)。
[織田武雄]
『『精華町史』全3巻(1989~1996・精華町)』
[補完資料] |