デジタル大辞泉 「糞虫」の意味・読み・例文・類語 ふん‐ちゅう【×糞虫】 哺乳類の糞ふんを主な餌とする昆虫。ダイコクコガネ・マグソコガネ・センチコガネ・コブスジコガネなど。動物の糞の分解者として生態系の中で重要な役割を果たしている。糞分解性昆虫。食糞性コガネムシ。→スカラベ くそ‐むし【×糞虫】 糞ふんに集まる食糞性の昆虫。ダイコクコガネ・マグソコガネ・タマオシコガネなど。ふんちゅう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
共同通信ニュース用語解説 「糞虫」の解説 糞虫 糞虫ふんちゅう コガネムシ科や、それに近いグループに属ぞくする食ふん性せいの甲虫こうちゅう。動物のふんを丸めて転がす有名なフンコロガシ(スカラベ)をはじめ、世界にさまざまな糞虫がいる。日本にも、ダイコクコガネやオオセンチコガネなど多くの種類がいる。更新日:2020年12月25日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「糞虫」の意味・読み・例文・類語 くそ‐むし【糞虫】 〘 名詞 〙① 動物の糞に集まるコガネムシ類の総称。黒色大形で角(つの)のあるダイコクコガネ類、小形のエンマコガネ類、楕円形で小形のマグソコガネ類、金緑色や紫色の光沢のあるセンチコガネ類など種類が多い。ファーブルの「昆虫記」のタマオシコガネもこの仲間。〔本草和名(918頃)〕② ( 糞尿の中に生じるところからいう ) 「うじ(蛆)」の異名。〔日葡辞書(1603‐04)〕 ふん‐ちゅう【糞虫】 〘 名詞 〙 糞壺(くそつぼ)・糞溜(くそだめ)の中に生息する虫。くさった土に生じる虫。うじむし。[初出の実例]「funchǔ(フンチュウ)ニ ヒトシキ ニンゲン ニ クラベ」(出典:信心録(ヒイデスの導師)(1592)三)[その他の文献]〔菜根譚‐前〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「糞虫」の意味・わかりやすい解説 糞虫ふんちゅうdung beetle 鞘翅目コガネムシ科の昆虫のうち,哺乳類の糞を食物とするグループの総称。成虫,幼虫ともに糞食性で,成虫は幼虫を育てるために糞塊を運搬,貯蔵,加工するものが多く,その哺育習性は高度に発達しているものが少くない。雄は頭部と前胸に特異な角状突起をもつものが多く,色彩も華麗なものがある。日本には草食獣が少いので糞虫相は大陸に比べて貧弱であるが,ダイコクコガネ,ツノコガネ,エンマコガネ,マグソコガネなど数十種が知られている。またセンチコガネはコガネムシ科ではないが普通糞虫に含められる。 糞虫くそむし 「糞虫」のページをご覧ください。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by