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結縁灌頂 けちえんかんじょう

デジタル大辞泉の解説

けちえん‐かんじょう〔‐クワンヂヤウ〕【結縁×灌頂】

仏縁を結ばせるために、灌頂壇で諸尊の上に花を投げさせ、当たった仏をその人の有縁の仏として、その仏の印と真言を授けること。

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世界大百科事典 第2版の解説

けちえんかんぢょう【結縁灌頂】

仏事の種類名。密教の信徒に対して,大日如来をはじめとする曼荼羅の諸尊に縁を結ばせ,聖水を頭頂にそそぐ仏事をいう。灌頂【横道 万里雄】

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世界大百科事典内の結縁灌頂の言及

【灌頂】より

…灌頂には多くの種類があるが,今日もっとも普通に行われるのは次の3種である。(1)結縁(けちえん)灌頂 目隠しをして登壇し,敷曼荼羅(しきまんだら)の上に華を投じ,華の落ちた尊を有縁(うえん)として受けるもの。この結縁の尊によって,本来自己に具わっている大日如来の万徳が,これを機縁にしだいに開発されていく証(あか)しとされる。…

【結縁】より

…結縁は,ただちに修行に入り悟りを得ることに直結しなくとも,これが縁となって将来の成仏(じようぶつ)につながる因縁として重要視された。密教ではその教えに接する者を結縁機といい,諸尊のなかから自分の守本尊を選びとる灌頂(かんぢよう)を結縁灌頂という。また結縁のために経文を書写することを結縁経といい,これを供養する法会を結縁経供養という。…

【伝法】より

…これを伝法職位(しきい)という。こうした密教僧への伝法だけでなく,一般信者にも結縁(けちえん)のために灌頂を許すことがあり,これを結縁灌頂という。各宗ともに伝法儀式において,僧侶の伝法に俗人を結縁させることがあるのは,日本仏教の特色である。…

※「結縁灌頂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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