繁縷(読み)ハコベ

デジタル大辞泉 「繁縷」の意味・読み・例文・類語

はこべ【繁縷/蘩蔞】

ナデシコ科越年草道端などに生え、高さ10~30センチ。茎は斜め上に伸び、緑色で柔らかく、卵形の葉が対生する。春から夏にかけ、多数白い花をつける。花びらは5枚で、深く二つに裂ける。春の七草の一。かゆや汁に入れて食用とするほか小鳥の餌にする。はこべら。 春》カナリヤの餌に束ねたる―かな/子規

はこべら【繁縷/蘩蔞】

ハコベ別名 春》

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精選版 日本国語大辞典 「繁縷」の意味・読み・例文・類語

はくべら【繁縷】

〘名〙 植物はこべ(繁縷)」の古名
新撰字鏡(898‐901頃)「 繁縷細草也 波久戸良」

はこべら【繁縷】

〘名〙 植物「はこべ(繁縷)」の古名。《季・春/新年》 〔観智院本名義抄(1241)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「繁縷」の解説

繁縷 (ハコベ)

学名Stellaria neglecta
植物。ナデシコ科の越年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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