デジタル大辞泉
「美作市」の意味・読み・例文・類語
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美作〔市〕
みまさか
岡山県北東部,吉井川の支流吉野川,梶並川流域から中国山地南斜面に広がる市。北で鳥取県,東で兵庫県に接する。 2005年勝田町,大原町,東粟倉村,美作町,作東町,英田町の5町1村が合体して市制。林野は吉野川と梶並川の合流点付近に位置し河港として発展,江見は吉野川流域の物資集散地,古町は近世に因幡街道,土居は出雲街道の宿場町であった。宮本は剣豪宮本武蔵の生誕地といわれ,屋敷跡が残る。農村部では米,アワ (粟) ,美濃早生大根,シイタケ,タバコ,チャ (茶) ,ブドウ,メロン,イチゴ,花卉などが生産される。丘陵地では古くからウシの飼育が盛ん。梶並川上流には久賀ダムがあり,農業用水源となっている。英田には鑑真開基と伝えられ,国の重要文化財である三重塔が建つ長福寺がある。作東には古刹大聖寺があじさい寺として多くの観光客を集める。吉野川沿いには美作三湯の一つ,湯郷温泉がある。兵庫県境に位置する後山など北部は氷ノ山後山那岐山国定公園に,南部は吉井川中流県立自然公園に属する。 JR姫新線,国道 179号線,429号線,中国縦貫自動車道が通じる。面積 429.29km2。人口 2万5939(2020)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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