デジタル大辞泉 「老人性認知症」の意味・読み・例文・類語 ろうじんせい‐にんちしょう〔ラウジンセイニンチシヤウ〕【老人性認知症】 認知症のうち、加齢による障害が原因で起こるものの通称。老年期になって脳が変性・萎縮するために、判断・理解・記憶・計算などの知的機能の低下や性格の変化がみられ、普通の日常生活や社会関係が保てなくなるもの。アルツハイマー型や動脈硬化性の認知症などがある。老人性痴呆。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「老人性認知症」の意味・わかりやすい解説 老人性認知症【ろうじんせいにんちしょう】 脳の老人性退行変化のために起こる精神疾患で,老人性痴呆と呼ばれていた。初めは人格変化,特に元来の性格が極端化し,無分別,無遠慮,不機嫌,利己的となり,道徳感情が低下し,物忘れがひどくなる。進行すると何もしないでぼんやりと日々を送る。ときに妄想(もうそう),興奮などの症状を伴う。70歳前後に発病することが多く,予後不良。治療は対症療法が中心。→アルツハイマー病→関連項目音楽療法|記憶障害|化粧療法|コルサコフ病|錯乱|作話症|失禁|スマートドラッグ|痴呆|DHA|ホルモン補充療法 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報