日本歴史地名大系 「肘折温泉」の解説
肘折温泉
ひじおりおんせん
肘折集落にあり、
出羽三山八方七口の一つ肘折口は、夏の盛期には登拝する白装束の道者の行列が絶えることなく続いたといわれる。烏川の舟着場で上陸し
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
肘折集落にあり、
出羽三山八方七口の一つ肘折口は、夏の盛期には登拝する白装束の道者の行列が絶えることなく続いたといわれる。烏川の舟着場で上陸し
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山形県中央部、最上(もがみ)郡大蔵村(おおくらむら)にある温泉。1991年(平成3)肘折温泉郷として国民保養温泉地に指定された。月山(がっさん)を源流とする銅山川(どうざんがわ)中流に沿う。温泉の発見は古いが、開湯は室町時代以降で、江戸時代には中気、打ち身などに効く温泉として栄え、また月山の登山口にあたり、出羽(でわ)三山への行者の寄宿も多かった。泉質は塩化物泉、湯量も豊富で、朝市が開かれる県内最大の湯治場。肘折こけしの産地としても有名。付近には地蔵倉の奇勝や石抱(いしだき)温泉、黄金(こがね)温泉などがあり、地熱発電の調査も進められている。国道458号が通じ、JR奥羽本線新庄(しんじょう)駅からバス便がある。
[中川 重]
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