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色素レーザー しきそレーザーdye laser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

色素レーザー
しきそレーザー
dye laser

波長が連続的に変化できるレーザーとして,物性研究その他に用途が広い。各種の色素を水,アルコールアセトン,その他の溶媒に溶かした媒体を用いる。発振波長は紫外から赤外にわたる。パルス発振が主体であるが,連続発振も可能である。色素の濃度を高めたり,共振器の長さを変えたりなどして数十 nmにわたるかなりの範囲で波長を変えることができる。色素レーザーの励起光ポンピングによるが,強力な光源を必要とするため,アルゴンイオンレーザー窒素レーザーエキシマーレーザーなどを用いることが多い。

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デジタル大辞泉の解説

しきそ‐レーザー【色素レーザー】

液体レーザー一種。粉末状の色素をアルコールなどの有機溶媒に溶かして発振媒体とする。色素の種類や励起のための光源を変えることで、紫外域から赤外域までのレーザーを発振できる。有機色素レーザー

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世界大百科事典 第2版の解説

しきそレーザー【色素レーザー dye laser】

強い蛍光を発する溶液中の有機色素を活性材料とするレーザー。1966年にパルス発振が,70年には時間的に連続発振が実現された。その結果,色素の種類と励起光源の波長を適当に選択することによって,0.32μm(紫外)から1.2μm(近赤外)の広い波長範囲にわたって波長可変のレーザー光が得られるようになった。フラッシュランプ励起波長可変レーザーは,色素溶液セル,フラッシュランプ,波長可変のための回折格子およびレーザーを取り出すための反射係数98%程度の反射鏡とから成っている。

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世界大百科事典内の色素レーザーの言及

【レーザー】より

…アルゴンイオンレーザー(アルゴンレーザーともいう)は514.5nm,488.0nmなど可視域で数本の強い発振線をもつほか,紫外から近赤外の広い範囲で50本以上の発振線をもつ。可視域の発振線は連続的に数Wの出力をだすことが可能で,色素レーザーの励起やラマン分光など強い光が要求される分野で多用されている。これに性質の似たレーザーにクリプトンイオンレーザー(クリプトンレーザー)などがある。…

※「色素レーザー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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