ジャーナリスト。明治44年10月25日神戸市に生まれる。東京帝国大学在学中から『帝国大学新聞』で活躍し、新聞のレイアウトに異才を発揮した。1940年(昭和15)大政翼賛会に入り、宣伝部で戦時スローガン制作などの仕事に携わった。戦後、戦時中の自己の活動に対する厳しい反省を基礎に、庶民の暮らし第一主義の思想にたって、1948年(昭和23)9月新しい形式の婦人家庭雑誌『暮しの手帖(てちょう)』を創刊、その編集に全精力を傾注した。花森は自由な言論を固守する立場から広告掲載を全廃するとともに、「暮しの実験室」を設けて徹底した商品テストを実施、実証主義ジャーナリズムを展開して、庶民の日常生活の防衛と変革、消費者運動の推進に大いに寄与した。昭和53年1月14日急逝。著書に『一五厘(いっせんごりん)の旗』などがある。
[高須正郎]
『『一五厘の旗』(1971・暮しの手帖社)』
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…花森安治(1911‐78)が設立した衣裳研究所,のち暮しの手帖社から刊行されている隔月刊の婦人家庭雑誌。1948年9月《美しい暮しの手帖》という誌名で創刊。…
※「花森安治」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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