大正・昭和期の洋画家
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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洋画家。愛知県生まれ。川端画学校に学び、1927年(昭和2)東京美術学校西洋画科を卒業してフランスへ留学する。佐伯祐三(さえきゆうぞう)に師事。31年からサロン・ドートンヌ(のち会員となる)、サロン・デ・チュイルリー、サロン・デ・ザンデパンダンに出品を始める。各地に制作旅行し、個展を開き、フランス政府に作品を買い上げられる。40年パリ陥落後に帰国し、新制作派協会の会員となり、滞欧作を特陳。48年(昭和23)、第二次世界大戦後初めて日本人画家としてフランスに再入国し、翌年モナコ賞展で大賞を受ける。サロン・ド・メに毎年招待出品。53年ポピュリスト絵画賞、翌年毎日美術賞(特別賞)、56年レジオン・ドヌール勲章。パリやベネチアなどの風景画で知られ、81年文化功労者、86年文化勲章追贈。
[小倉忠夫]
『『画集荻須高徳』(1981・講談社)』
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