① ブドウ科の落葉性つる植物。各地の山林、岩壁、石垣などに生え、秋の紅葉が美しく盆栽にしたり壁や石垣などにはわせる。葉の反対側に巻ひげが出るが二節続いて出ると次の一節には出ない性質がある。また巻ひげは小形で枝分れし先端に吸盤があって、他物に吸着する。葉は長柄をもち掌状に二~三裂するか、卵形の三個の小葉からなる。夏、短枝の先端に短い花序を出し黄緑色の小さな五弁花を集める。果実は球形の液果で紫黒色に熟す。和名は、伝うの意からという。漢名、爬山虎。地錦。なつづた。つたもみじ。紅葉づた。《 季語・秋 》