蕨[市](読み)わらび

百科事典マイペディア「蕨[市]」の解説

蕨[市]【わらび】

埼玉県南東部の市。1959年市制。荒川北岸の沖積低地を占める。全国一面積の小さな市で,人口密度も東京23区の平均よりも高い。中心市街は近世中山道宿場町で,1893年東北本線蕨駅の開設以来,東京都の近郊地として発展。ミニ工業団地が造成されて化学,印刷,通信機器などの工場が急増し,住宅地化も顕著。綿織物双子縞(ふたごじま)を特産。5.11km2。7万1502人(2010)。

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世界大百科事典 第2版「蕨[市]」の解説

わらび【蕨[市]】

埼玉県南部の市。1959年市制。人口7万2021(1995)。市域は荒川左岸の低湿地にあり,面積は5.09km2で全国最小の市である。戦国時代に渋川氏の蕨城があったが,江戸時代には荒川の戸田の渡しをひかえた中山道の宿駅として,また近郊の綿織物の集散地として栄えた。綿織物は文政年間(1818‐30)に塚越村を中心に始められ,同村の糸商2代高橋新五郎が発展に尽力,1837年(天保8)に織機102台,43年には生産量8万反余に達した。

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