出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
言語学者、文学博士。京都市の生まれ。1897年(明治30)東京帝国大学文科大学博言学科卒業。1901~1905年(明治34~38)言語学研究のためドイツに留学。帰国後、東京帝国大学文科大学助教授となり、言語学講座を担当。1910年同大学教授、1933年(昭和8)定年退官。日本語の系統に関し、音声・形態・統語におけるウラル・アルタイ諸語の共通特徴が日本語の特徴と一致することを指摘し、日本語がウラル・アルタイ語に属すると主張した。とくに満州語の研究に力を尽くし、古い満州語の文献『満文老檔(まんぶんろうとう)』を邦訳した。
[小泉 保 2018年10月19日]
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
…さらに大野晋は《日本語の起源》(1957)の中で226の比較例を提示したが,語中での音声対応が確立できない状態にある。 藤岡勝二は《日本語の位置》(1908)という講演の中で,語頭に二つ以上の子音が現れない,語頭にr音がこない,母音調和がある,冠詞がない,文法性がない,動詞変化では語幹に接辞が付加される,動詞の接尾辞が多い,代名詞変化も語幹に接辞が付加される,後置詞を用いる,所有は〈誰々に何々がある〉という表現を用いる,奪格形〈より〉で形容詞を比較する,疑問文の終りに問いを示す語がくる,接続詞が少ない,形容詞が名詞の前に立つ,など14項目につきアルタイ諸語(モンゴル諸語,チュルク諸語,ツングース諸語)と日本語の特徴が一致すると説明した。フィンランドのアルタイ語学者G.J.ラムステッドも《アルタイ諸語と日本語との比較》(1924)で同じ見解を表明している。…
※「藤岡勝二」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新