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詩人の恋 シジンノコイ

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デジタル大辞泉の解説

しじんのこい〔シジンのこひ〕【詩人の恋】

《原題、〈ドイツDichterliebeシューマン作曲の歌曲集。1840年作。ハイネの詩に基づく、16曲の小品からなる。

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百科事典マイペディアの解説

詩人の恋【しじんのこい】

シューマンの歌曲集。《Dichterliebe》。歌唱とピアノが渾然(こんぜん)一体となったロマン派歌曲の最高峰。詩はハイネの《歌の本》からとられ,16曲からなる歌曲集として1884年に出版。

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デジタル大辞泉プラスの解説

詩人の恋

ドイツの作曲家ロベルト・シューマンの歌曲集(1840)。原題《Dichterliebe》。ハインリヒ・ハイネの詩に基づく。

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世界大百科事典 第2版の解説

しじんのこい【詩人の恋 Dichterliebe】

ハイネの詩にR.シューマンが作曲した,ドイツ・ロマン主義を代表する連作歌曲集。1840年の春に作曲,44年にライプチヒペータースより初版が出た。作品番号48。詩はハイネの《歌の本》のうち〈抒情的間奏曲〉と題する一章から16の詩を選び出している。題はシューマンがつけた。詩と音楽の関係は音楽史上かつてないほどに密接なものとなり,ピアノ伴奏の芸術的表現も画期的に高められた。また個々の歌曲の連関から全体の情緒を醸し出す手法は独創的で,歌曲史においてはシューベルトを受け継ぎ,ロマン派歌曲を代表する最高の境地を開拓した傑作とされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

詩人の恋
しじんのこい
Dichterliebe

ロベルト・シューマン作曲の連作歌曲集(作品48)。歌詞はハイネの詩集『歌の本』にある「叙情的挿曲」Lyrisches Intermezzo(1822~23)から選ばれている。シューマンが集中的に歌曲に取り組んだ、いわゆる「歌の年」(1840)に書かれたこの歌曲集は、彼の創作活動の最高峰をなすばかりでなく、ドイツ・ロマン派歌曲の代表的作品として評価されている。全体は16曲からなり、第1~6曲は愛の喜び、第7~14曲は失恋の痛み、第15、16曲は失われた青春への郷愁を歌う。曲の多くはハイネの詩に従って規模も小さく、歌の旋律もそれ自体としてはけっして流麗とはいえないが、ピアノの伴奏がそこに加わるとき、歌詞の微妙な情感がみごとなまでに息づいてくる。民謡を思わせる有節形式(詩の各節を同一の旋律で歌う)で書かれた素朴な歌の旋律に、ピアノが調性の不安定分散和音で背景をつくり、春のあこがれの胸苦しさを表現する第1曲「いと美しき五月に」などはそのよい例であろう。そして、庭の花が詩人に語りかける「明るい夏の朝に」(第12曲)における詩と音楽の精妙な一致は、シューマンが独自の新しい表現領域へ足を踏み入れたことを如実に示している。[三宅幸夫]

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世界大百科事典内の詩人の恋の言及

【シューマン】より

…ピアノ曲では《パピヨン》(1831),《謝肉祭》(1835),《幻想小曲集》(1837),《子どもの情景》(1838),《クライスレリアーナ》(1838),《幻想曲》(1838)など詩的な作品群のほか,ソナタや変奏曲など伝統的な形式にも新しい内容が盛られた。歌曲ではハイネ《詩人の恋》(1840),アイヒェンドルフ《リーダークライス》(1840),シャミッソー《女の愛と生涯》(1840)などロマン派詩人の作品に音楽をつけ,詩と音楽の高度の統一,ピアノ部分の充実など,シューベルトの遺産を受け継いで独自のロマン的様式を実現する。 中期は30歳代で,《交響曲第1番春》(1841),《第2番》(1846),《第3番ライン》(1850),1842年に続けて書き上げられた弦楽四重奏曲3曲とピアノ五重奏曲,ピアノ四重奏曲,47年の2曲のピアノ三重奏曲などの室内楽から,オラトリオ《楽園とペリ》(1843),オペラ《ゲノフェーファ》(1849)へと創作の幅を広げ,普遍的作曲家としての名声を確立する。…

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