デジタル大辞泉 「諾」の意味・読み・例文・類語
だく【諾】[漢字項目]
1 よろしいと承知する。うべなう。「諾意・諾否/一諾・応諾・快諾・許諾・受諾・承諾・然諾・内諾」
2 承知する返事。はい。「
[名のり]つく
[難読]




(若)(じゃく)。
は諾の初文で、のち諾の声義が分岐した。〔説文〕三上に「
(こた)ふるなり」とあり、次条に「
(おう)は言を以て對(こた)ふるなり」とみえる。
は應(応)と同源の字で、心部の應は
と同じく
(よう)に従う。
は
の初文。鷹の初文も
に従い、
は鷹を抱く形。鷹狩りは古く「誓(うけ)ひ狩り」として行われたもので、これによって神意の反応を確かめるものであった。
に従う字は、みなその儀礼に関する字である。
は若い巫女が両手をかざし、歌舞してエクスタシーの状態に入り、神意を承ける意。神の応諾するところを諾という。甲骨文に
を諾の意に用いる。応諾はいずれも神意を問い、確かめる行為をいう。〔礼記、玉藻〕に「
命じて呼ぶときは、唯(ゐ)して
せず」とあり、唯という返事は速やかにして恭、諾は緩やかにして慢。すべて逆らわずに意のままに従うことを「唯々諾々」という。
ムベナフ・シタガフ・コタフ 〔
立〕
ウケカヘニス・シタガフ・ムカフ・ウベナフ・ウタフ・コタフ
nak、
njiakはもと同じ語。
が多義化し、本来の神の応諾の意を示すために
が作られた。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...