謗り(読み)ソシリ

デジタル大辞泉 「謗り」の意味・読み・例文・類語

そしり【×謗り/×譏り/×誹り】

そしること。また、その言葉。「いわれのない―を受ける」
[類語]悪口わるくち悪態陰口誹謗中傷悪口あっこう雑言罵詈罵詈雑言悪罵嘲罵痛罵怒罵面罵罵倒讒謗悪たれ口憎まれ口悪し様ぼろくそ口汚いくそみそこき下ろすけなくさそしけちを付ける難癖を付ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「謗り」の意味・読み・例文・類語

そしり【謗・譏・誹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「そしる(謗)」の連用形名詞化 )
  2. そしること。他人悪口を言ったり、非難したりすること。また、そのことば。誹謗(ひぼう)
    1. [初出の実例]「万の誚(ソシり)は引きて自(おのれ)に向く」(出典:東大寺諷誦文平安初期点(830頃))
    2. 「いささかの事のあやまりもあらば、軽々しきそしりをや負はむとつつみしだに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)梅枝)
  3. 議すること。論議すること。
    1. [初出の実例]「心に陪遊を願ふに、事物の議(ソシリ)に拘(かかは)れたり」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)三)

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