糞味噌(読み)クソミソ

デジタル大辞泉 「糞味噌」の意味・読み・例文・類語

くそ‐みそ【×糞味×噌】

[形動]
《糞も味噌も一緒にする意》価値のあるものとないものとの区別ができないさま。「秀作駄作とを糞味噌に扱う」
相手をひどくけなすさま。ぼろくそ。「糞味噌にこきおろす」
[類語](2悪し様ぼろくそ口汚い罵詈雑言ばりぞうごん悪口わるくち陰口誹謗謗り中傷悪口あっこう雑言罵詈悪態悪罵嘲罵痛罵怒罵面罵罵倒讒謗悪たれ口憎まれ口こき下ろすけなくさそしけちを付ける難癖を付ける

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精選版 日本国語大辞典 「糞味噌」の意味・読み・例文・類語

くそ‐みそ【糞味噌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 物事善悪美醜などの区別をつけないで扱うこと。また、そのさま。
  3. まったくつまらない、とるにたりないこと。そのようなものとしてけなすこと。またそのさま。みそくそ。ぼろくそ。さんざん。
    1. [初出の実例]「色々の綽名(あだな)をつけて、糞味噌に罵倒する」(出典我等一団と彼(1912)〈石川啄木〉一)

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