けちを付ける(読み)ケチヲツケル

デジタル大辞泉 「けちを付ける」の意味・読み・例文・類語

けちを・ける

縁起が悪いと感じるようなことを、言ったりしたりする。「せっかくの門出に―・ける」
欠点を見つけて悪く言う。難癖をつける。「あれこれ―・けて縁談を断る」
[類語]貶す扱き下ろす謗る腐す難癖を付ける悪し様ぼろくそ口汚いくそみそ罵詈雑言ばりぞうごん悪口わるくち陰口誹謗謗り中傷悪口あっこう雑言罵詈悪態悪罵嘲罵痛罵怒罵面罵罵倒讒謗悪たれ口憎まれ口ぶうぶうなんのかのとやかくなんだかんだどうのこうの減らず口愚痴る愚痴をこぼすぼやくこぼすごねるごてるくねるああ言えばこう言う御託を並べる言葉を返す異を唱える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「けちを付ける」の意味・読み・例文・類語

けち を 付(つ)ける

  1. 縁起の悪くなるようないやなことを言ったりしたりする。
    1. [初出の実例]「手の筋を見ると一(ひと)筋けちをつけ」(出典:雑俳・柳多留‐二(1767))
  2. 欠点を見つけてけなす。難癖をつける。
    1. [初出の実例]「『どうぞして、青本その外の地本にけちをつけん』とはかる」(出典:黄表紙・御存商売物(1782)上)

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