デジタル大辞泉 「罵詈」の意味・読み・例文・類語 ば‐り【罵×詈】 [名](スル)口汚くののしること。また、その言葉。ののしり。「口を極めて人を罵詈する」[類語]悪口わるくち・陰口・誹謗・謗り・中傷・悪口あっこう・雑言・悪態・罵詈雑言・悪罵・嘲罵・痛罵・怒罵・面罵・罵倒・讒謗・悪たれ口・憎まれ口・悪し様・ぼろくそ・口汚い・くそみそ・こき下ろす・貶けなす・腐くさす・謗そしる・けちを付ける・難癖を付ける め‐り【▽罵×詈】 ののしること。ばり。「―放言をもとがめずして」〈十訓抄・二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「罵詈」の意味・読み・例文・類語 ば‐り【罵詈】 〘 名詞 〙 ( 「罵」は、面と向かって悪口をいう意。「詈」は他の事にも及んで悪口をいう意 ) 相手に向かって悪口をあびせること。ののしること。また、そのことば。めり。[初出の実例]「専ら権柄を執るものは国王と執政官とにて〈略〉之を罵詈し之を凌辱し或は激論を唱る者あれば之を罪科に処せしことあり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)[その他の文献]〔史記‐魏豹伝〕 め‐り【罵詈】 〘 名詞 〙 ( 「め」は罵の呉音 ) ののしること。悪口をいうこと。また、そのことば。ばり。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「罵詈(メリ)放言をもとがめずして、終に其証を得給ひたれば」(出典:十訓抄(1252)二)[その他の文献]〔勝鬘経‐摂受章〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例