口汚い(読み)クチギタナイ

デジタル大辞泉 「口汚い」の意味・読み・例文・類語

くち‐ぎたな・い【口汚い/口×穢い】

[形][文]くちぎたな・し[ク]《「くちきたない」とも》
聞く人が不快に感じるほど、言葉づかいが下品で乱暴であるさま。「人を―・くののしる」
食い意地が張って、食べ物にいやしいさま。「―・く料理に手を伸ばす」
[類語](1悪し様ぼろくそくそみそ罵詈雑言ばりぞうごん悪口わるくち陰口誹謗謗り中傷悪口あっこう雑言罵詈悪態悪罵嘲罵痛罵怒罵面罵罵倒讒謗悪たれ口憎まれ口こき下ろすけなくさそしけちを付ける難癖を付ける

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精選版 日本国語大辞典 「口汚い」の意味・読み・例文・類語

くち‐ぎたな・い【口汚・口穢】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]くちぎたな・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「くちきたなし」とも )
  2. ものの言い方に品がない。聞く方が不快に思う言い方である。あしざまである。悪態をつくさまをいう。
    1. [初出の実例]「それは別の果報の人ぞ、口きたなくて言ふべからず」(出典:発心集(1216頃か)五)
    2. 「我が娘を嫁かなんぞのやうに口汚(ギタナ)く叱り罵り」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五四)
  3. 食い意地が張っているさまである。くいしんぼうである。⇔口ぎれい。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

口汚いの派生語

くちぎたな‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

口汚いの派生語

くちぎたな‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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