コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

豪信 ごうしん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

豪信
ごうしん

鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した画家。藤原隆信の5代の孫で,為信の子。家系は似絵 (にせえ) の名家で豪信はその最後を飾った。彼の筆に成る国宝『花園天皇像』 (長福寺) は,暦応1 (1338) 年天皇 42歳の姿を写したもの。天皇みずから「予の陋質,法印豪信故為信卿息の図す所なり」と銘を入れたように,細線を駆使してみごとにその表情をとらえた似絵の代表作。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

豪信【ごうしん】

鎌倉末期に活躍した画僧。名は未詳。豪信は法名か。出家して法印になる。父藤原為信から似絵(にせえ)の画才を受け継ぎ,本格的な鎌倉時代風似絵を描き得た最後の人となった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ごうしん【豪信】

鎌倉~南北朝時代の似絵(にせえ)画家,天台宗僧侶。生没年不詳。藤原信実の子孫で藤原為信の子。似絵画家を輩出した家系の掉尾を飾る画家。1320年(元応2)花園院の命で高山寺御影堂の正慶作伏見院像を写し,26年(嘉暦1)慈鎮影供のための画像を描く。また45年(興国6)には先年行われた《風雅和歌集》(花園院序,尊円清書)竟宴の図を描くために,それに参列した洞院公賢や民部卿公泰の面貌をその邸におもむいて写しているが,似絵作品の制作背景を知るうえで興味深い記録である。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

豪信の関連キーワード藤原為信(2)天皇摂関大臣影公家列影図巻藤原豪信頼瑜宗因

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android