デジタル大辞泉
「赤倉温泉」の意味・読み・例文・類語
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あかくら‐おんせん‥ヲンセン【赤倉温泉】
- [ 一 ] 新潟県南西部、妙高山東側中腹にある温泉。江戸末期から開けた。泉質は炭酸単純泉。冬期はスキー場として有名。妙高湯。
- [ 二 ] 山形県北東部、最上町にある温泉。泉質は石膏(せっこう)性苦味泉。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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赤倉温泉(新潟県)
あかくらおんせん
新潟県妙高市(みょうこうし)にある温泉。妙高火山中腹標高785メートルにある。1816年(文化13)高田藩の鷹狩(たかがり)場として浴舎長屋がつくられ、妙高の湯とよばれたのに始まり、大正時代岡倉天心(おかくらてんしん)の別荘地として有名になる。妙高高原最大の温泉で、温泉街は妙高火山麓(ろく)の中腹傾斜面に、旅館、ホテルや、土産(みやげ)物店、飲食店街が立ち並び、近くの赤倉温泉スキー場は歴史も古く、もっとも施設の完備したスキー場として有名。泉源は火口原の北地獄谷から引き湯され、泉質は炭酸水素塩泉。なお、近くに赤倉温泉から分湯した新赤倉温泉がある。シラカバ林の中に旅館、保養所、寮などが散在し、夏は別荘避暑地として名高い。しなの鉄道北しなの線とえちごトキめき鉄道(ともに旧、JR信越本線)の妙高高原駅からバスで25分。
[山崎久雄]
赤倉温泉(山形県)
あかくらおんせん
山形県北東部、最上(もがみ)郡最上町にある温泉。平安時代に慈覚大師の発見と伝えられる。泉源は小国川(おぐにがわ)の河岸、河床にあり、岩盤を掘った浴槽をもつ旅館が多い。泉質は硫酸塩泉。赤倉温泉スキー場がある。JR陸羽東線赤倉温泉駅からバスが通じる。
[中川 重]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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赤倉温泉
あかくらおんせん
新潟県南西部,妙高市にある温泉。妙高山麓の標高 785mの高原上にある。温泉は文化 13 (1816) 年に高田藩主榊原遠江守が鷹狩の本拠地として,妙高火山斜面に「妙高の湯」を開湯したのが始まり。泉質は硫黄泉。泉温は 62℃。外傷,神経痛にきくといわれる。銀座スロープを中心とする国設赤倉温泉スキー場などがあり,登山,ハイキング,紅葉狩りなど一年中観光客が訪れる。妙高戸隠連山国立公園に属する。
赤倉温泉
あかくらおんせん
山形県北東部,最上町にある温泉。標高 240mの地にあり小国川の清流にのぞむ保養地。泉質は硫酸塩泉。泉温 47~68℃。湯量は豊富。大森山斜面にはスキー場がある。春は山菜,秋はキノコ狩りが楽しめ,小国川では釣りができる。寿合の滝,荒沢不動の滝は景勝地。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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