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赤道反流 せきどうはんりゅうEquatorial Countercurrent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

赤道反流
せきどうはんりゅう
Equatorial Countercurrent

赤道のやや北 (北緯3°~10°間) を,南赤道海流北赤道海流の間で東へ流れる海流赤道海域では貿易風によって大洋の西側の海面が高くなり,太平洋では 63cm,大西洋で 14cmの差ができる。この水面勾配が赤道無風帯に赤道反流を生じる原動力といわれる。赤道反流は赤道の南側にもあるという見解がある。 (→大西洋赤道反流 , 太平洋赤道反流 )  

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デジタル大辞泉の解説

せきどう‐はんりゅう〔セキダウハンリウ〕【赤道反流】

南北の赤道海流の間を、それらと逆方向の西から東に流れる海流。赤道逆流。

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百科事典マイペディアの解説

赤道反流【せきどうはんりゅう】

北緯3°〜10°の間,赤道無風帯下の海域を西から東に,つまり南・北赤道海流とは逆向きに流れる海流。流速1〜3ノット,厚さ100〜200m程度。太平洋で最も著しく,大西洋では東半部に発達し,インド洋では夏の間は季節風の影響で消滅する。
→関連項目赤道潜流

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世界大百科事典 第2版の解説

せきどうはんりゅう【赤道反流 Equatorial Counter Current】

太平洋,大西洋,インド洋の表層ほぼ北緯3゜から10゜の間を西から東に向かって流れる海流。南赤道海流によって東から西に運ばれた水が赤道反流となって戻っていくと考えられる。流速は1~3ノット程度で表層から100~200mの深さまで達している。太平洋の赤道反流は大西洋に比べて流れが強い。インド洋では夏には消失する。これは南西モンスーンの影響であると思われる。南半球においても赤道反流が存在するという報告もあるが,詳細は不明。

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大辞林 第三版の解説

せきどうはんりゅう【赤道反流】

北緯3度から10度くらいまでの間を赤道にそって西から東へ流れる海流。赤道無風帯に位置する。表層200メートル 以内。南・北赤道海流に挟まれ、それらとは逆の方向に流れる。太平洋に発達。赤道逆流。

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世界大百科事典内の赤道反流の言及

【海流】より

…この東流はインド南西季節風(モンスーン)が原因で生じるものと考えられ,南西季節風(モンスーン)海流とも呼ばれる。さらにインド洋の赤道反流は冬季にしか観測されず,夏季には南西季節風海流の発達と前後して消えてしまう。ただし太平洋と大西洋における赤道反流はむしろ夏季の方がその勢いが強い。…

※「赤道反流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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