足す(読み)タス

デジタル大辞泉 「足す」の意味・読み・例文・類語

た・す【足す】

[動サ五(四)]

㋐付け加える。また、増し加えて一定の線に満たす。不足する分を補う。「言葉を―・す」「味つけにみりんを―・す」
足し算をする。「三日分の売り上げを―・す」
(「用をたす」の形で)必要なことをすます。用足しをする。「ついでに私用を―・す」
[可能]たせる
[類語]加える添える加わる付け足す付け加える付ける付する継ぎ足す花を添える添加添付付加肉付け加味追加割り増し

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精選版 日本国語大辞典 「足す」の意味・読み・例文・類語

た・す【足】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. ある数量にさらに数量を加える。二つ以上の数量の和をつくる。また、足りない分をおぎなう。
    1. [初出の実例]「則ち馬兵并て当身の装束(よそひ)の物、務めて具に儲(そな)へ足(タス)」(出典日本書紀(720)天武一三年閏四月(北野本訓))
    2. 「カズヲ tasu(タス)、または、taita(タイタ)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
  3. こまかい仕事や用件を行なう。用事をする。用をすます。
    1. [初出の実例]「宿元の用事も足(タ)さずに」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

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