翻訳|nephrite
古来、玉の一種として貴ばれた、透閃石(とうせんせき)あるいは緑閃石からなる鉱物。繊維状結晶が密に絡み合っているため緻密(ちみつ)で強靭(きょうじん)な石質である。しかし硬玉(ひすい)に比べると柔らかく細工しやすい。白ないし暗緑色で、広域変成岩に伴われる超塩基性岩中に塊状をなして産する。主産地は中国、ニュージーランド、オーストラリア、カナダなどで、日本では岐阜県高山市木地屋(きじや)、新潟県小滝(こたき)川および姫川流域などが知られている。しばしば「~ひすい」と称して売られているものの多くがこの軟玉である。英名はラテン語の腎臓(じんぞう)石を意味する語から由来する。かつて腎臓病除(よ)けとしてこの石が使われていたらしい。
[松原 聰]
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…アクチノセン石および透セン石のようなカルシウムに富む角セン石の微細結晶の緻密な集合体。軟玉ともいう。乳白色,灰色,淡黄緑色,深緑色など種々の色彩を示し,半透明蠟感をもつ。…
…鉱物学的にはヒスイ輝石(ジェダイトjadeite)の微細結晶の集合物である場合と,角セン石の微細結晶の集合物であるネフライトnephriteである場合とがある。前者を硬玉,後者を軟玉と呼ぶ。前者はモース硬度6.5~7,普通は半透明,不透明だが良質のものは透明に近く,希少性とともに珍重される。…
※「軟玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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