時間遅れともいう.制御システムや化学装置において,システム内のある一点における物理量(たとえば,入口における温度や濃度)が変化した場合,ほかの一点(たとえば,出口)におけるその物理量が変化するまでの時間を遅れという.遅れの原因としては,
(1)キャパシタンスとよばれ,システム内のエネルギーなどを蓄積する性質によるもの.たとえば,熱交換器の管壁における熱の蓄積作用など.
(2)レジスタンスとよばれ,エネルギーなどの移動の抵抗となる要素によるもの.熱交換器における流体の境膜による熱移動の抵抗など.
(3)輸送遅れなどとよばれ,変化した物理量をもつ流体塊が,流れにのって移動するのに時間を要することに起因する遅れ,
などである.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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