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過疎・過密 かそかみつ

世界大百科事典 第2版の解説

かそかみつ【過疎・過密】

過疎・過密は人口の圧倒的な偏在によって生ずる現象である。日本では1960年以降に社会問題としてクローズアップされた。 農山漁村の人口が他産業への就職機会を求めて都市へ流動するのは,近代資本主義の成立にともなって生まれた現象である。先進諸国に共通してみられ,アイルランドやイタリアなどの農民が大挙してアメリカへ渡った移民の歴史も,そのひとこまであったといえる。日本では,明治近代国家成立以後も,共同体社会の農村と近代資本主義社会の都市とを併存させた二重構造近代化が進められたため,第2次大戦直後までは農村から都市への人口流動は比較的緩慢であった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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