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道後[温泉] どうご

百科事典マイペディアの解説

道後[温泉]【どうご】

愛媛県松山市にある温泉。弱アルカリ単純泉。40〜55℃。市街の東部にあり,草津,有馬と並ぶ名湯。聖徳太子山部赤人の道後来浴など古代より知られ,中世には河野氏が温泉館をつくって管理した。
→関連項目愛媛[県]松山[市]

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世界大百科事典 第2版の解説

どうご【道後[温泉]】

愛媛県松山市の東郊にある温泉。日本最古の温泉といわれる。伊予温湯(いよのゆ),熟田津石湯(にぎたつのいわゆ)とよばれ,《伊予国風土記》逸文には宿奈毗古那(少彦名)(すくなびこな)命がこの湯で病を癒したという話や,来湯した聖徳太子が湯岡,すなわち伊社爾波(伊佐爾波)岡(いさにわのおか)に碑(伊予道後温泉碑文)を建てたという話がみえる。《万葉集》にはこの温泉を詠んだ山部赤人の長歌が載り,また《源氏物語》には〈伊予の湯桁〉の語がみえ,古来,著名な温泉であった。

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世界大百科事典内の道後[温泉]の言及

【伊予道後温泉碑文】より

…伊予国(愛媛県)の道後温泉のかたわら,伊佐尓波(いさにわ)の岡にあったという碑の銘文。碑そのものは失われているが,碑文は《伊予国風土記》に載せられていたらしく,その部分を引用した《釈日本紀》《万葉集註釈》などの古書でみることができる。…

【伊予国】より

…また大岡,山背,近井,新居,周敷,越智の6駅が置かれ,駅路が整備された。温泉郡の道後温泉は早くから知られ,多くの皇族や万葉歌人が来浴した。中でも聖徳太子は入湯の際に伊予温湯碑(伊予道後温泉碑文)を建立したと伝えられ,また斉明天皇は,661年,朝鮮半島へ向けて西征の途次ここに立ち寄った。…

【温泉】より

…なお,新第三紀の火山活動に関係ある紀伊半島の白浜,勝浦,兵庫県の有馬などのような温泉も多い。四国道後温泉の熱源となる火成岩体はさらに古く,白亜紀の花コウ岩であるといわれている。このほか火山と関係ない温泉,たとえば石油や天然ガスを求めて掘削された井戸から湧出した最上,新津,松之山,瀬波,焼津などの温泉がある。…

【松山[市]】より

…松山を中心とした鉄道網は現在,伊予鉄道によって3線が開設されており,市内電車も伊予鉄道により運行されている。 市内には松山城(史)をはじめ史跡が多く,日本最古の温泉といわれる道後温泉が中心部から市電で15分のところにあり,四国最大の温泉観光地となっている。松山城は,平野にそびえているため松山平野の交通標識ともなり,とくに夜景が美しい。…

※「道後[温泉]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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