古代において人や物資の輸送を統率する責任者。奈良時代の正税帳や計会帳には,采女(うねめ)・耽羅(たんら)島人・俘囚(ふしゅう)・流人・役夫・防人(さきもり)などさまざまな人の移送や,御贄(みにえ)・御馬・銅竈・経典・鷹など進上物の部領使がみえる。主として進上する国の国司や郡雑任,あるいは移送に責任をもつ中央官司の官人が部領使にあてられるほか,路次諸国の国司・軍毅(ぐんき)が部領使として隣国へ逓送する場合もあった。平安時代にはおもに相撲使(すまいのつかい)のことをさしていう。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...