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酬恩庵 シュウオンアン

百科事典マイペディアの解説

酬恩庵【しゅうおんあん】

京都府京田辺市にある臨済宗大徳寺派の寺。本尊釈迦如来。鎌倉時代創建,室町時代一休が再興したので薪一休寺と呼ばれ,一休の画像,木像がある。本堂は室町時代の禅宗仏殿の典型。酬恩庵庭園(名勝)がある。
→関連項目京田辺[市]

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうおんあん【酬恩庵】

京都府綴喜郡田辺町にあり,臨済宗大徳寺派の別格本山。霊瑞山と号す。通称は一休寺。寺伝によれば,鎌倉後期,大応国師南浦紹明(なんぽしようみよう)がこの地に創建した妙勝寺にはじまる。そののち,大徳寺に育ちながら深く大応禅に私淑していた一休宗純が,妙勝寺の荒廃を嘆いて復興につとめ,1456年(康正2)堂宇を落成,かたわらに大応の恩に酬(むく)いようと,その画像をまつって〈酬恩庵〉と名付けた庵を結んだ。当寺の寺号のはじまりである。

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大辞林 第三版の解説

しゅうおんあん【酬恩庵】

京都府京田辺市にある臨済宗大徳寺派の寺。南浦紹明なんぽしようみようが創建した妙勝寺を康正年間(1455~1457)に一休宗純が再興して寺名を改称。一休の墓と木像・画像がある。廟前庭園は室町時代の作。通称、一休寺。薪たきぎ寺。しゅうおんなん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酬恩庵
しゅうおんあん

京都府京田辺(きょうたなべ)市薪(たきぎ)にある臨済(りんざい)宗大徳寺派の寺。一休(いっきゅう)寺の名で知られ、薪一休寺、妙勝寺、薪寺ともいう。山号は霊瑞山(りょうずいさん)。正応(しょうおう)年中(1288~93)に絶崖(ぜつがい)宗卓によって妙勝寺が開創され、南浦紹明(なんぽじょうみょう)を招いて開山とした。伽藍(がらん)は元弘(げんこう)年中(1331~34)に兵火にあい、いったん灰燼(かいじん)に帰したが、のち紹明の遺風を慕う一休宗純(そうじゅん)によって1456年(康正2)再興された。やがて一休はここに一草庵を結んで酬恩庵と名づけて隠棲(いんせい)した。入寂後、一休は門人によって寺内の塔に葬られた。本堂(国重要文化財)は小さいながら、1506年(永正3)の建立で、唐様(からよう)で変化に富んでいる。寺宝に一休禅師の木像・画像があり、後花園(ごはなぞの)天皇宸翰(しんかん)女房奉書とともに国重要文化財。また、方丈、唐門(からもん)、庫裡(くり)などが国重要文化財に、枯山水の方丈庭園と虎丘(こきゅう)庭園は国名勝に指定されている。[平井俊榮]

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