コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

雇役 コエキ

デジタル大辞泉の解説

こ‐えき【雇役】

雇って使うこと。また、雇われて使われること。
律令制で、諸国から成年男子を徴用し、一定の食料賃金を支給して造都・造宮などの諸事業に使役したもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

こえき【雇役】

日本の古代の力役制度。地方の役民を強制的に中央に差発し,対価と食料をあたえて造寺平城京難波京平安京など朝廷土木工事に従事させた。飛鳥浄御原令(689施行)では,中央の土木工事に徴発される力役は無償であった。しかし,大宝令(701制定)で新しく中央の力役として規定された年10日間の歳役(さいえき)は,実際にはすべて代納品である(よう)布2丈6尺でおさめることにし,必要な力役はの一部を財源として強制的に差発した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

こえき【雇役】

( 名 ) スル
雇って使うこと。また、雇われ使われること。
律令制下、諸国から徴用した成年男子に、食料・賃金を支給して土木事業などに使役したこと。

こやく【雇役】

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の雇役の言及

【徭役】より

…身体障害者(残疾)や父母の喪中の人に対して徭役を免除するという律令の規定も,実役を免除することに主眼があったと考えられる。なお徭役という言葉は,いわゆる徭役労働一般の意味でも用いられており,古代では,歳役や雑徭のほかに,地方の里から交替に2人ずつ中央に徴発されて雑役に従事する仕丁や,功食は支給されるが官によって強制的に雇傭される雇役(こえき)などがあり,兵士も実際には徭役の一種と観念されていた。広義の徭役労働は,古代だけでなく中世・近世にも存在していたが,古代では賦役(広義の税)のなかで,徭役労働の占める比重が高かったと考えられる。…

※「雇役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

雇役の関連キーワード賦役令(ぶやくりょう)オトラボトカロシア革命近代社会兵士役雇われコロノ徭役和雇

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android