霊山神社(読み)りょうぜんじんじゃ

世界大百科事典 第2版の解説

りょうぜんじんじゃ【霊山神社】

福島県伊達郡霊山町大字大石に鎮座。北畠親房,顕家,顕信,守親をまつる。建武中興にあたり,北畠親房は長男顕家とともに陸奥守ぜられて,義良親王を奉じて下向,霊山に本拠を構えてその任にあたったが,足利尊氏の叛で西上,顕家の戦死後次男顕信がその子守親とともに霊山に下り,奥羽経略にあたった。明治初年,当時福島県御用係をつとめた米沢藩儒中川雪堂らが,その神社創建を提唱,地元民とともに1879年請願し許可を得,翌年よりもと支城があったと伝承される現在地に社殿を造営,81年完成,85年別格官幣社に列せられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

霊山神社
りょうぜんじんじゃ

福島県伊達(だて)市霊山町大石(おおいし)に鎮座。北畠親房(きたばたけちかふさ)・顕家(あきいえ)・顕信(あきのぶ)・守親(もりちか)を祀(まつ)る。この地は後醍醐(ごだいご)天皇を輔佐(ほさ)した北畠氏が拠点とした要害の地であり、1817年(文化14)には松平定信(さだのぶ)が霊山碑を建立、明治初年に旧米沢(よねざわ)藩の中川雪堂(せつどう)らが神社創祀(そうし)を提唱し、1881年(明治14)に創建された。旧別格官幣社。例祭日は4月29日、10月のスポーツの日。所有の青磁皿は県指定重要文化財。霊山は国の史跡・名勝、鎮座地付近は県の自然公園に指定されている。

[二宮正彦]

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精選版 日本国語大辞典の解説

りょうぜん‐じんじゃ リャウゼン‥【霊山神社】

福島県伊達郡霊山町にある神社。旧別格官幣社。北畠親房・顕家・顕信・守親をまつる。明治一四年(一八八一)創建。東北地方鎮護のため、南北朝時代に義良親王(のちの後村上天皇)を奉じて北畠親房・顕家が居城した霊山城古屋館跡にある。

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