青海島(読み)オウミシマ

デジタル大辞泉 「青海島」の意味・読み・例文・類語

おうみ‐しま〔あをみ‐〕【青海島】

山口長門市日本海に浮かぶ島。仙崎せんざきと青海大橋によって結ばれる。面積約15平方キロメートル。北岸海食による景観を呈し、東部に鯨墓がある。

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精選版 日本国語大辞典 「青海島」の意味・読み・例文・類語

おうみ‐しま あをみ‥【青海島】

山口県北西部、長門市の北の日本海にある島。青海大橋で長門市仙崎とつながる。北長門海岸国定公園に属し、島全体が国の名勝天然記念物。北岸は海食崖絶景有名

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改訂新版 世界大百科事典 「青海島」の意味・わかりやすい解説

青海島 (おうみしま)

山口県の日本海沿岸にあり,長門市に属する島。仙崎と約100mの水道をへだてて青海島大橋で結ばれている。面積14.3km2人口3309(1995)。北長門海岸国定公園の中心をなし,島全体が名勝・天然記念物。仙崎港から島一周の観光船もある。島の北岸は屛風(びようぶ)岩など100mを超える海食崖や十六羅漢などの岩柱群が展開する。入江の多い南岸には捕鯨で知られた通(かよい)浦,元禄5年(1692)の銘がある鯨墓(史),ナツミカン原樹(史・天),尼寺法船庵がある。
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百科事典マイペディア 「青海島」の意味・わかりやすい解説

青海島【おおみしま】

山口県長門市に属する面積14.81km2の島(名勝・天然記念物)。仙崎地区と橋で結ばれる。北長門海岸国定公園の中心的観光地で,海食景観にすぐれ,特に北岸は雄大な海食崖や洞門石柱が見られる。1692年建設の鯨墓(史跡),ナツミカン原樹(史跡・天然記念物)がある。青海島大橋で長門市と結ばれる。
→関連項目長門[市]山口[県]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「青海島」の意味・わかりやすい解説

青海島
おうみしま

山口県北西部,日本海側で仙崎水道をへだてて浮ぶ島。長門市に属する。全島が名勝および天然記念物に指定されている。仙崎の中心市街地とは青海大橋で連絡。北岸には海食崖を主とするみごとな地形が発達。高崖,屏風岩,黄金洞,石門,十六羅漢,島見門などがあり,北長門海岸国定公園の主要部をなす。波静かな入江が多い。史跡で天然記念物の大日比のナツミカン原樹や,通浦の鯨墓 (史跡) と鯨過去帳がある。仙崎から遊覧船が出航。面積 14.6km2。人口 3457 (1996) 。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「青海島」の解説

おうみじま【青海島】

山口の日本酒。酒名は、長門市の沖に浮かぶ名勝「青海島」に由来。「上撰」と「清撰」がある普通酒。同蔵は大吟醸銘柄「鯨祭」、純米銘柄「一粒万倍」も醸造。仕込み水は深川の伏流水。蔵元の「小崎酒造」は慶応2年(1866)創業。所在地は長門市東深川。

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事典・日本の観光資源 「青海島」の解説

青海島

(山口県長門市)
日本の渚・百選」指定の観光名所。

青海島

(山口県長門市)
日本百景」指定の観光名所。

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