金剛青面菩薩の化身とも,「陀羅尼集経(だらにじっきょう)」の五帝薬叉(やくしゃ)の一つ青帝薬叉神ともされる。9万の眷属(けんぞく)を率い,人の精気・血肉を食べ鬼病を流行させる悪神だったが,大元帥(だいげん)明王に降伏(ごうぶく)されて善神となった。青面赤眼の忿怒(ふんぬ)相で,二・四・六臂(ぴ)に武器などをもち,身体に大蛇がまとわり逆髪に髑髏(どくろ)をのせるかたちに造る。日本では道教と結びつき,三猿神とともに庚申待(こうしんまち)の本尊とされることが多い。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…このような風潮に刺激されて,山崎闇斎が猨田彦大神(さるたひこのおおかみ)を本尊とする神道式庚申信仰を説きだす一方,修験道でもそれなりの庚申信仰を鼓吹したから,江戸時代には3通りの庚申信仰が行われていたことになる。青面金剛(しようめんこんごう)童子を庚申の本尊とする考えが定着したのも,四天王寺の庚申堂以下の庚申堂が各地に建立され,現在いわれている御利益やタブーが説かれだしたのも,江戸時代であった。明治の廃仏毀釈で衰えたが,第2次大戦までは各地でさかんに信仰されていた。…
※「青面金剛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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