静閑(読み)せいかん

精選版 日本国語大辞典 「静閑」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん【静閑】

〘名〙 (形動) ものしずかなこと。また、そのさま。閑静。
文華秀麗集(818)中・晩秋述懐〈姫大伴氏〉「節候蕭条歳将闌、閨門静閑秋日寒」
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四三「僕が性静閑(セイカン)を好めば寧ろ独居を以て楽となす」 〔支遁‐述懐詩〕

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デジタル大辞泉 「静閑」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん【静閑】

[名・形動]ひっそりともの静かなこと。また、そのさま。閑静。
「甚だ―なる田園なれば」〈竜渓経国美談
[類語]静かひそやかしめやか静寂静粛閑静閑散閑寂清閑しじま森閑深深しんしん森森しんしん沈沈ちんちんせき・じゃく寂然せきぜん・じゃくねん寂寂せきせき・じゃくじゃくげき闃然げきぜん粛然

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