粛然(読み)シュクゼン

デジタル大辞泉の解説

しゅく‐ぜん【粛然】

[ト・タル][文][形動タリ]
なんの物音も聞こえず静かなさま。また、静かで行儀正しいさま。「粛然として声なし」
「―として諸人の議論を聞き居る内にも」〈鉄腸・花間鶯〉
おごそかで整ったさま。
「―とそびえているその姿には、…神秘が宿っている」〈有島生れ出づる悩み
真剣な気持ちで受け止め、つつしみかしこまるさま。
「衣袴(いこ)を正して先ず―とする」〈風葉下士官

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しゅくぜん【粛然】

( トタル ) [文] 形動タリ 
静まりかえっているさま。また、かしこまり静まるさま。 「恩師の前に-と控える」 「此満堂-として鎮静し/経国美談 竜渓
礼儀正しく、おちついたさま。また、おごそかなさま。 「彼等は…火の気のない室へやに-と坐つてゐた/門 漱石

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

政府開発援助

政府ベースの経済協力の一つで,特に先進国政府が発展途上国の経済開発などを促進するため財政資金を使って供与する援助。 (1) 2国間での直接援助と,(2) 国際機関を通じての多国間援助に分けられる。直接...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

粛然の関連情報