寂寂(読み)サビサビ

デジタル大辞泉の解説

さび‐さび【寂寂】

[副]いかにも寂しげなさま。
「からまつの林の道は…ほそぼそと通う道なり。―といそぐ道なり」〈白秋落葉松

じゃく‐じゃく【寂寂】

[ト・タル][文][形動タリ]
ひっそりとして寂しいさま。
「―たる無人の境に」〈荷風・ふらんす物語〉
無心なさま。何も考えることのないさま。
「心に妄想を払って、―としてぞ居たりける」〈太平記・二〇〉

せき‐せき【寂寂】

[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。ひっそりとしたさま。じゃくじゃく。「寂寂たる深山幽谷

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大辞林 第三版の解説

じゃくじゃく【寂寂】

( トタル ) [文] 形動タリ 
静かでさびしいさま。 「 -として物音一つ聞こえない」 「四囲あたりを見れば-寞々/いさなとり 露伴
無念無想のさま。 「心に妄想を払て、-としてぞ居たりける/太平記 20

せきせき【寂寂】

( トタル ) [文] 形動タリ 
じゃくじゃく(寂寂)」に同じ。 「 -たる空斎に在て/世路日記 香水

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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