深深(読み)シンシン

デジタル大辞泉 「深深」の意味・読み・例文・類語

しん‐しん【深深/沈】

[ト・タル][文][形動タリ]
あたりがひっそりと静まりかえっているさま。森森しんしん。「夜が―と更ける」
寒さなどが身にしみとおるさま。「冷気が―と身にこたえる」
[類語](1深閑閑散静かひそやかしめやか静寂静粛静閑閑静閑寂清閑しじま森閑森森しんしん沈沈ちんちんせき・じゃく寂然せきぜん・じゃくねん寂寂せきせき・じゃくじゃくげき闃然げきぜん粛然/(2薄ら寒い寒い肌寒い寒寒凜凜冷え込むうそ寒い寒さ寒気寒波厳寒酷寒極寒余寒春寒はるさむ春寒しゅんかん寒の戻り冴え返る夜寒寒冷冷える底冷え花冷え梅雨寒梅雨冷え涼しい

ふか‐ぶか【深深】

[副]いかにも深く感じられるさま。「深深と山の空気を吸う」「深深おじぎをする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「深深」の意味・読み・例文・類語

ふか‐ぶか【深深】

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 大層深いさま、いかにも深く感じられるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「奄山法師腹くろくろ、欲ふかふか」(出典:延慶本平家(1309‐10)二中)
    2. 「おん笠を深ぶかと召され」(出典:謡曲・安宅(1516頃))
  3. 十分に長く会ったり見たりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「どふ思案しても、ふかぶかと逢はれぬ所」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)五)

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普及版 字通 「深深」の読み・字形・画数・意味

【深深】しんしん

もの静か。

字通「深」の項目を見る

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