デジタル大辞泉 「密やか」の意味・読み・例文・類語 ひそ‐やか【▽密やか】 [形動][文][ナリ]1 ひっそりとしているさま。もの静かなさま。「密やかに夜の雨が降る」2 人に知られないようにそっと行うさま。「密やかな楽しみ」「密やかに泣く」3 物の乏しいさま。「―な身代しんだいぢゃと」〈浄・河原達引〉[類語]静か・しめやか・静寂・静粛・静閑・閑静・閑散・閑寂・清閑・しじま・森閑・深深しんしん・森森しんしん・沈沈ちんちん・寂せき・じゃく・寂然せきぜん・じゃくねん・寂寂せきせき・じゃくじゃく・闃げき・闃然げきぜん・粛然・しいんと・しんと・ひっそり・音無し・無音・微音・静まり返る・水を打ったよう 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「密やか」の意味・読み・例文・類語 ひそ‐やか【密やか】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 )① ひっそりしているさま。人目に立たないさま。[初出の実例]「山陰(ヒソヤカ)にして」(出典:法華経伝記大治五年点(1130))② 数量や程度が僅かであるさま。物に乏しいさま。[初出の実例]「美服を着て身を聳けば、繊(ヒソヤカニ)(〈別訓〉ほそく)、皮膚の美操を憶ふ可し」(出典:和泉往来(平安末)四月)「ひそやかなしんだい」(出典:浄瑠璃・近頃河原達引(おしゅん伝兵衛)(1785)中)密やかの派生語ひそやか‐さ〘 名詞 〙 みそ‐やか【密やか】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 ) ひっそりしているさま。ひそやか。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例