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風眼 フウガン

百科事典マイペディアの解説

風眼【ふうがん】

膿漏眼とも。淋(りん)菌性急性結膜炎。一般に出産の際,産道などから感染する新生児結膜炎で,潜伏期1〜3日で,結膜は赤くはれ,初め漿液(しょうえき)性やがて膿性の分泌物が多量に出る。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふうがん【風眼】

淋菌性結膜炎gonorrheal conjunctivitisの俗称。風や空気が原因でこの病気が起こるとされたことから,古くからこの名で呼ばれた。淋菌によって起こる結膜炎で,強い眼瞼および結膜の腫張と,大量の膿様眼脂(目やに)を伴う。病変はしばしば角膜にも及び,角膜穿孔(せんこう)を起こし,あるいは白い癒着白斑を残す。耳前リンパ節は疼痛を伴い腫張する。潜伏期はごく短く,数時間から3日程度で突然に発症する。

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大辞林 第三版の解説

ふうがん【風眼】

淋菌性の膿漏眼のうろうがんのこと。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

風眼
ふうがん

(りん)菌性結膜炎のことで、膿(のう)性の目やにが多量に出ることから膿漏眼ともよばれる。症状が激烈で、角膜が冒されて失明することがあり、風眼という名で恐れられた。[内田幸男]

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世界大百科事典内の風眼の言及

【目∥眼】より

…江戸時代には馬島流のほか41派におよぶ眼科専門医が各地で流派を競っていたことは,日本に眼病の多かったことを物語る。眼病のうち最も恐れられていたのは風眼(ふうがん)で,目が急にはれあがり,血膿が流れ出し,結膜が浮腫し,やがて角膜をかくす。これは淋菌性膿漏眼と推定される。…

【淋病】より

…このような性器の合併症以外に,かつては淋菌性敗血症,淋菌性心内膜炎,淋菌性関節炎,淋菌性結膜炎(淋菌性膿漏眼。俗に風眼ともいう)などを合併することもあったが,最近はほとんどみられない。後遺症として慢性淋菌性尿道炎罹患後数年して尿道狭窄を起こすことが少なくなく,このため尿が出にくくなることがまれではなかった。…

※「風眼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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