風連鍾乳洞(読み)ふうれんしょうにゅうどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

風連鍾乳洞
ふうれんしょうにゅうどう

大分県南東部,臼杵市にある新旧二つの鍾乳洞。いずれも 1926年に発見されたもので,旧洞のみが見学できる。旧洞は洞長約 500mの閉塞型で,洞内は金世界,銀世界,竜宮城の3区に区分され,鍾乳石石筍石柱などが発達し,沈殿物は純白で美しい。 1927年国の天然記念物に指定。新洞は旧洞より約 100m高い山腹に開口,洞長約 80m。

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デジタル大辞泉の解説

ふうれん‐しょうにゅうどう【風連鍾乳洞】

大分県南東部、臼杵(うすき)市野津(のつ)町泊(とまり)にある鍾乳洞。新旧二つの洞があり、渓谷に臨む旧洞の長さは約500メートル、新洞は旧洞より約100メートルの高所にあり長さ82メートル。洞内にある鍾乳石・石筍(せきじゅん)・石柱などは保存状態がよい。「風連洞窟」の名称で国の天然記念物に指定。

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百科事典マイペディアの解説

風連鍾乳洞【ふうれんしょうにゅうどう】

大分県野津町(現・臼杵市)にある鍾乳洞(天然記念物)。野津川の右岸にあり,山麓の旧洞は長さ約420m,約100m上の山腹にある新洞は長さ約75m。鍾乳石,石筍(せきじゅん),石柱などがよく発達,美しさは日本の鍾乳洞中屈指。
→関連項目鍾乳洞野津[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

ふうれんしょうにゅうどう【風連鍾乳洞】

大分県南部,大野郡野津町にある鍾乳洞。1926年地元の青年団が発見,27年に天然記念物に指定された。新旧二つの洞からなり,洞長420m余。閉塞型の洞であるため鍾乳石がよく成長し,破損していない。なかでも最奥の〈竜宮城〉は純白に近い鍾乳石,石筍,石柱が,競秀峰(きようしゆうほう)(高さ10m,周囲16mの石筍)を中心に林立し,美しく輝いている。国道10号線に近く,大分市からバスが通じる。【勝目 忍】

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大辞林 第三版の解説

ふうれんしょうにゅうどう【風連鍾乳洞】

大分県臼杵うすき市野津のつ町にある鍾乳洞。天然記念物。旧洞と新洞からなる。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔大分県〕風連鍾乳洞(ふうれんしょうにゅうどう)


大分県臼杵(うすき)市南西部一帯に広がる石灰岩層地帯にある鍾乳洞。旧洞と新洞からなり、旧洞のみが一般公開されている。旧洞の総延長約500m。「風連洞窟(どうくつ)」の名で国の天然記念物に指定。閉塞(へいそく)型の洞穴で、鍾乳石などの沈殿物に不純物が少なく、白色で発育状態が良い。洞内は金世界(きんせかい)・銀世界(ぎんせかい)・竜宮城(りゅうぐうじょう)に大別され、最奥の竜宮城に高さ10m、周囲16mの石筍(せきじゅん)「競秀峰(きょうしゅうほう)」がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

風連鍾乳洞
ふうれんしょうにゅうどう

大分県南部、臼杵(うすき)市野津(のつ)町泊(とまり)にある鍾乳洞。1926年(大正15)4月発見、翌1927年(昭和2)国の天然記念物に指定された。指定名称は「風連洞窟(どうくつ)」。旧洞は渓谷に臨み、照明などの設備がある。洞長420メートル。鍾乳石、石筍(せきじゅん)、石柱その他の石灰質沈殿物の発育良好で、管理よく、ほとんど完全に保存されている。金世界、銀世界、竜宮城の3区に分けられ、粘土分が少ないので鍾乳石が白く輝いている。新洞は旧洞より約100メートル高い所にある。[兼子俊一]

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