飛騨川(読み)ヒダガワ

デジタル大辞泉 「飛騨川」の意味・読み・例文・類語

ひだ‐がわ〔‐がは〕【飛騨川】

岐阜・長野県境の乗鞍岳の南斜面に源を発し、西流ののち南流して、美濃加茂市木曽川に注ぐ川。上流下呂市まで益田川ましたがわともいう。長さ約137キロ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「飛騨川」の意味・わかりやすい解説

飛騨川
ひだがわ

岐阜・長野県境の乗鞍岳(のりくらだけ)の南麓(なんろく)を水源とし、岐阜県高山市東部、下呂(げろ)市、加茂郡などを集水域とし、美濃加茂(みのかも)市で木曽(きそ)川に合流する川。下呂市金山(かなやま)町までは益田(ました)川ともよばれる。延長約137キロメートル。地形的に難所も多いが、水力発電をはじめ多目的のダム建設によく利用され、中山七里(なかやましちり)、飛水峡(ひすいきょう)などの景勝地もあり、飛騨木曽川国定公園に指定されている。支流を含め、アユイワナアマゴなどの釣りが盛んである。上流山地は木曽ヒノキなどの産地。

[上島正徳]


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百科事典マイペディア 「飛騨川」の意味・わかりやすい解説

飛騨川【ひだがわ】

木曾川の大支流。岐阜県内を流れ,益田(ましだ)川とも。長さ148km。乗鞍岳南麓に発して西流し,久々野で南に転じ,美濃加茂市で木曾川に注ぐ。河谷高山本線が通じ,中山七里のある下呂町から下流流域飛騨木曾川国定公園に属する。
→関連項目朝日ダム川辺[町]岐阜[県]久々野[町]下呂[町]白川[町]七宗[町]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飛騨川」の意味・わかりやすい解説

飛騨川
ひだがわ

岐阜県の中央部を流れる川。全長 137km。乗鞍岳 (3026m) 西麓に源を発し,ほぼ南西流して,美濃加茂市付近で木曾川に合流する。河川法では飛騨川の呼称が用いられるが,金山付近から上流を益田川ともいう。中,下流部では,石英斑岩,秩父古生層を浸食して峡谷を形成,中山七里,飛水峡などの景勝地がある。全流程の各所にダムが建設されて,水力発電が行われる。下呂付近より下流は飛騨木曾川国定公園に属する。

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