百科事典マイペディア 「飯盛城」の意味・わかりやすい解説
飯盛城【いいもりじょう】
→関連項目四條畷[市]|高屋城
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河内国北部飯盛山にあった山城。飯盛山城ともいう。南北朝内乱の史跡の一つ。1347年(正平2・貞和3)攻勢に転じた南朝方楠木正行は,河内・摂津国で幕府方山名時氏・細川顕氏らを破ったので,足利尊氏は執事高師直らを南下させた。翌年1月5日師直は河内国四条に着き,その東方にある飯盛山には,県下野守を旗頭とする白旗一揆が布陣した。迎えうつ南朝方は,四条隆資を総大将に,正行らは往生院に着陣,5日早朝,まず四条隆資が飯盛山を攻めて白旗一揆を牽制し,その間に正行が師直の本陣をつこうとした。しかし県下野守らは山を駆け下って正行軍を襲い,県は負傷して師直陣に退いたものの,ついで小旗一揆が駆け下って正行軍の二陣を襲った。正行は師直の首級をねらったもののはたさず,弟正時と刺し違えて自刃した。以上の合戦の経過は,《太平記》にくわしい。
執筆者:熱田 公
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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